今年はじめのスペイン、モロッコ旅に引き続き、今回は3週間ほどインドへ行ってきました。
デリー→ゴア→ハンピ→ハイデラバード→バラナシ→デリー
というふうに反時計回りにぐるっと、ローカルバスやオートリクシャー、スリーパーバス、寝台特急、国内線を乗り継いでの貧乏一人旅でした。
腹が減ったら屋台で20ルピー(34円)のカレーを現地の人と一緒に食べて、歩き疲れたら5ルピー(8.5円)のチャイを飲む。飽きたら次の街までの夜行バスや寝台特急を予約してその日のうちに移動する。今日泊まる宿も、明日行く街も、全て自分一人の思いのままにできる喜び。すばらA!(すばらCより2つ上)
失敗も含めて、ほんとに全てが驚きと発見の連続でむちゃくちゃ楽しい3週間でした。だってさ、100人ぐらいしか住んでいない南の村じゃさ、人の心も暖かすぎて、僕が乗るバスが見えなくなるまでみんな手を振ってくれてるんだよ? 泣くって。愛さずにはいられないって。そんな暖かい人に感謝の気持ちを伝えたいから、英語での会話力もぐんぐん伸びるし。あー、思い出しても泣けてくる。。来年もまた行こう。。
観光客も全然いないオフシーズンにこんなすばらAな旅ができたのはこれはもう、34歳にもなって写真家だなんだとその実はフラフラとフリーターやってるのと変わらないボンクラの特権みたいなもんで、誉められたもんじゃないけど、これはこれで毎日イライラしながらストレスを溜め込んで爆発寸前のサラリーマンと比べて、どっちが幸せなんだろうと真剣に考えちゃうよね。
遠く離れた国の夕暮れ。でこぼこの舗装されていないあぜ道を歩きながら、愛する家族の事や親友の事を思い出し、ふわっと思ったことがある。
『僕は幸せ者だ』
きっと僕は幸せ。確証はないけど。
それだけでいいじゃんね。