もう出ることは一生無いんだろうなぁ、と思っていたのだけど、やっぱり挑戦することにしました。
R1ぐらんぷり2016。(ピン芸人の日本一を決める大会)
昨日もバイト帰りに早朝、カラスがカーカー鳴きながらゴミ袋をあさる渋谷センター街を自転車をふらふらと漕ぎながら
「写真、お笑い、小説、、、僕、、、色んなことに手を出して全部中途半端なまま終わってるじゃないか」
なんてふうに考えて胸が締め付けられたのだけど、それでもやっぱり挑戦しないことを選択すれば、きっともっと苦しくなるから、それなら、苦しみが少ないほうを僕は選ぶことにしました。
2008年からずっと出ているR1ぐらんぷり。戦績は
2008年 1回戦敗退
2009年 1回戦敗退
2010年 2回戦敗退
2011年 2回戦敗退
2013年 3回戦(準々決勝)敗退
2014年 1回戦敗退
2015年 2回戦敗退
くそぅ、なんてショボい戦績なんだ。これでよく続けたもんだ。
今大会に出るにあたって、しばらく舞台には上がっていないから1回戦負けも大いにあり得るわけで、舞台上でスベっている自分を想像して布団の中で震えています。
僕は手がしわしわです。
学生時代に、暗室で使う写真プリントの薬品をずっと素手で触っていた頃から治りません。皮が伸びちゃったのかな。よくわからんけど。
でも、それだけ夢中になれたんだよ。いや、もしかしたら意地を張っていただけかもしれない。これしかないんだ、と思い込みたかったのかも。。
毎日毎日撮影して暗室で現像、プリントの繰り返し。
だって、写真が人生で初めて人に誉められたことだったんだもの。
誉められて、嬉しかった。それだけ。それだけで今に至るまで写真に関わってる。
「お前はおもしろい」
そう言ってくれたのは誰だっけ。忘れてしまった。でも、その時誉められたことがきっかけで僕は芸人の道の扉を開けた。
単純だと思いますか? その通り。僕は誰よりも単純だ。
おもしろい → なら芸人しかない!って。わはは 超単純。
笑いの才能? そんなもんはこれっぽっちもねー。そんなの芸人始めた1、2年目で分かってた。僕は単純だけど馬鹿じゃないから。
「これが最後だ」 自分に言い聞かせる。
最後最後最後最後最後・・・
だから最後に、意地でも嘘でも 胸を張ってこう言ってやる。
僕は、おもしろい!!